動線を意識した住みやすい間取りの作り方~家事動線①:洗濯動線~

2021年4月24日

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動線を意識した住みやすい間取りの作り方家事動線①洗濯動線

動線と間取りシリーズの前回の生活動線に引き続き、本記事は家事動線、中でも洗濯動線についてお話します。


本記事は以下の方にオススメです。

  • 新しい家では家事のストレスを少しでも減らしたい方
  • 家事動線を意識した家に住みたい方
  • 家事動線をいかにして意識して間取りを考えるか知りたい方
  • 2階に浴室を配置にした場合のメリットデメリット知りたい方


是非最後まで見てください。





家事動線とは

洗濯、料理、掃除などの動きを家事動線といいます。

生活動線

家事は365日毎日行います。

この家事動線をいかにスムーズにできるか、いかにストレスを減らすかで住みやすさ、生活の質が格段に変わってきます。




家事動線をまとめて考えてもいいですが、分かりやすくそれぞれを細かく洗濯動線、 炊事動線、掃除動線に分けて考えてみたいと思います。


本記事はまず洗濯動線についてお話します。






洗濯動線

家事動線の中でも特に重要視されるのがこの洗濯動線です。


理由は以下の通りです。

  • 家事の中でも特に重労働な家事である
  • 動線が長くなる


洗濯動線、つまり洗濯⇒干す⇒畳む⇒しまうの動線をいかに軽減させるかがポイントですね。

もっと細かく分けると、洗濯⇒干場までの移動⇒干す⇒取り込む⇒畳む⇒しまうになります。





洗濯動線の悪い実家の間取り

ここで私の実家の話をさせてください。


家事動線(洗濯動線)が長い実家の間取り



実家では、

洗面室にある洗濯機で洗濯

⇒洗面室と対角線上にある、傾きの急な階段を登って、水を含んで重くなった洗濯物を2階のベランダまで運んで干す

⇒乾いたら下着類は洗面室まで運ぶ(服はそれぞれの部屋へ)。


これが365日繰り返されていました。





一番重要なのは洗濯機から干場までの移動

実家の例からも分かるように、洗濯動線の中でも一番重労働になるのは「干場までの移動」です。

水を含んで重くなった洗濯物を干場まで持っていくのは大変です

特に子供が多く1日複数回洗濯機を回す家庭は本当に大変です。





最近は乾燥機付洗濯機が主流になってきたので、

洗濯動線の中でも一番大変なこの「干場までの移動⇒干す」の項目が無くなるのは本当に素晴らしいと思います(雨の心配もありませんしね)。

乾燥機付き洗濯機



家を建てる前に行った完成見学会で拝見した家は、乾燥機付洗濯機で洗濯するという理由でベランダも干場もありませんでした(当時は衝撃的でしたが、今はそういった家庭も増えてきてるようですね)。



しかし、全員がそうではないと思いますので、洗濯動線を考えるときはまず洗濯機から干場までの距離を短くしてあげるのが重要かと思います。



お風呂の浴室乾燥機で干している、もしくは脱衣室を広くして干場としても兼用できる家も、洗濯動線を短くできているので利にかなっていますね。

浴室乾燥機で干すと家事動線(洗濯動線)が短くなる

脱衣室兼干場は家事動線(洗濯動線)が短くなる


ただ、電気代がかさむ(ずっとドライヤーをかけているようなものです)、家のスペースの問題もありますのでその点は注意が必要です。






我が家の場合

一応、脱衣室に干し姫さまはありますが、それには全部干しきれません。

基本は脱衣室横の勝手口から出て、ウッドデッキ上の干場で干しています。

ウッドデッキで干すと家事動線(洗濯動線)短くなる




これにより干場までの移動は最小限に抑えられています。




その後、 干場から洋室内に取り込む→洋室で畳む⇒下着類は洋室横の脱衣室に、その他はファミリークローゼットにしまう。

洋室は扉で閉めきれるので、取り込んだり畳んでいる途中に急な来客があったとしても閉めて隠せます。

洗濯動線を意識した間取り





浴室が2階にある場合

洗濯物はほとんどの場合2階で干すと思うので、浴室が2階にあると必然的に洗濯機が2階になるため干場までの移動が短くなります。

ただ、その後の動線(取り込む→畳む→しまう)はどうなるのでしょう?

その点もWICが 2階にあるなら仕舞うまで2階で完結できますね。

洗濯動線からみると2階浴室は一見良さそうに見えます。




あと、いつ洗濯するのかにも影響してきます。

朝バタバタしている 時間帯に、2階に行って干すのか。



通常は朝起きて、洗濯機を回してから下に降り、朝の準備をして、時間が経ったらまた2階に行って干すかと思います。

生活動線のときにもお話しましたが、極力朝は2階への往復は避けた方が良いです




この点も乾燥機付洗濯機なら干す手間が無くなるため、朝起きて洗濯機回して、帰宅後取り出したら良いので楽ですね。

帰宅後もWICで部屋着に着替えて、洗濯物を畳んでしまってから下に行くならまだ動線が短くなります。




我が家はそれも1階で完結しますので、 帰宅後も寝るまで2階に行く必要はありません。

リビングスペースの確保を重視するなら、乾燥機洗濯機を設置すること前提で2階に浴室はありだと思います。





ただ、2階浴室は音と生活動線の問題が出てくるため、オススメできません。

この話は動線と間取りシリーズの後で記事にします。

リビングスペースが拡大できるほどのメリットがそのデメリットを上回るか、しっかり吟味された方がよさそうです。






我が家が2階浴室にしなかった理由

我が家は吹き抜け部分もありますので、2階浴室を考えるなら、そのスペース分を脱衣室+浴室にして、その分1階のリビングスペースを広げることもできました。

しかし、リビングスペースを狭くしても1階で家事動線を完結させる方を優先させました



その代わりに吹き抜けを作ってリビングを広く見せることにしました。(間取りのポイントの記事参照)

まぁ結果吹き抜けによる音の問題も出てきますがね(笑)

それで後悔はしていません。




キッチン⇔洗面所・風呂⇔物干しの動線を真っ直ぐにした方が動線は短くなるため、

本当は家事動線をさらに重視するなら、キッチンから直接脱衣室に行けるようにしたかったのですが、

その場合パントリーを諦めてしまうことになります。




ただ、我が家の場合は

①間取り的に洗面室経由でもそこまで動線は長くならない

②乾燥機付き洗濯機を導入するとそこまで重要視する必要性が低い

という2点を考慮すると優先順位はパントリーの方が上になり、諦めました。



結果正解でした。
(まだ乾燥機付き洗濯機は導入していませんが)






生活動線の記事でもお話しましたが、いわゆる回遊性のある間取りはスペースを取ります。家の広さとの優先順位をつけて検討した方が良いです。






まとめ

 洗濯動線と間取りの関係性について検討してみました。

重要なのは「干場までの移動⇒干す」の動線をいかに短くするかだと思います






次回は炊事動線と間取りについてお話しようと思います。